オカメインコだけでなく、鳥の足は細く、怪我をしやすいものです。
特にオカメインコは臆病な性格のためパニックになることが多く、その際足を骨折することもあります。
ここでは、オカメインコの足の怪我や病気についてご紹介したいと思います。
目次
オカメインコの足の怪我
オカメインコは脚に怪我をすることも多く、特にオカメパニックを起こした際に足を何かに引っかけたり、挟んだりして怪我をすることがあります。
怪我の種類としては、骨折、脱臼、タコなどがあります。
足に力が入らない場合、骨折や脱臼の可能性
骨折や脱臼は、人になれていて羽をクリッピングしている個体に多く見られます。
飼い主さんに誤って踏まれる、高い場所から落ちる、ドアなどに挟むなどが原因で骨折や脱臼が起こります。
脚がだらりと力が入らない状態になっていると骨折が疑われますので、いち早く病院へ連れて行くようにしましょう。
骨折を放っておくと、足のマヒや壊疽につながることもあります。
タコ
サイズの合わない止まり木を使用し続けると、足の裏にタコができてしまいます。
軽い場合は無症状ですが、進行すると痛みが出てくるようです。
止まり木はインコの前指と後ろ指が少し離れるくらいのものがベストなサイズになります。
できれば天然木の太さに変化のあるものを使用することで、タコが発生することを防ぐことができます。
また、肥満もタコができる原因の一つになりますので、餌のあげすぎなどには注意するようにしましょう。
オカメインコの足の病気
足の病気には痛風やビタミンB1欠乏症、ビタミンD欠乏症などがあります。
黄色いできものは痛風の可能性が
足の関節に黄色や白のできものがあり、痛がっている場合、痛風の可能性があります。
ひどくなると関節が硬化し、動かなくなってしまいます。
食事はひまわりの種やエン麦などのたんぱく質は避け、小松菜などのビタミンを多く含むものを与えるようにしましょう。
ヒナがびっこをひいている場合はビタミンB1欠乏症の可能性が
オカメインコのヒナが足を震わせていたり、びっこをひいて歩いている場合、ビタミンB1欠乏症の可能性があります。
ヒナのときに餌を粟玉しか与えなかった場合に多く発症する病気です。
ビタミン剤やヒナ用のペレットを与えてあげましょう。
ビタミンD欠乏症
ビタミンD欠乏症はくる病や骨軟化症とも呼ばれます。
足や指が曲がったり、逆に足の関節が曲がらない、関節が腫れているなどの症状が出ます。
ビタミン剤を投与することや、日光浴をすることで、不足したビタミンDを補うようにしましょう。
日光浴はガラス越しだとビタミンDを合成することができないので、外に出してあげるようにしましょう。
まとめ
オカメインコの足の病気や怪我は、意外と多いものです。
命に関わるほど危険な状態にはなりにくいですが、オカメインコは痛みを我慢しているかもしれません。
可愛いオカメインコのためにも、異常があると感じたら病院へ連れて行ってあげるようにしましょう。