オカメインコはとても臆病な性格で、少しのことで驚いてパニックを起こしてしまうことがよくあります。

その時にケージの網に羽を引っかけたり、何かにぶつかってしまい怪我をすることもあります。

ここではオカメインコの羽から出血や、骨折、脱臼をしてしまった場合の他処方をご紹介します。

オカメインコの羽の出血

オカメインコ 羽 出血 骨折 脱臼

鳥の羽には血液が流れている羽と流れていない羽根があります。

筆毛と呼ばれる、生えている途中の羽には血液が流れていて、完全に羽根が生え終わると血流が無くなるのです。

筆毛の根元付近で羽根が折れてしまうと、かなりの出血が起こってしまいます。

羽根へ伸びる血管は軸動脈という動脈なので、出血も止まりにくく、放置すると大出血となってしまう危険性が高くなるのです。

羽根から出血した場合の対処法

筆毛からの出血の場合、すぐに病院へ連れていくか、その場で抜羽処置が必要になります。

羽根の出血は、血管にストローが刺さったままの状態に近いので、血管に刺さったストロー、つまり折れた筆毛を抜かないと、出血は止まりません。

オカメインコにとっては5~6滴の血液でも、大出血になってしまうので、自分で止血した場合も、必ず病院へ連れて行ってあげるようにしましょう。

止血する場合、小麦粉や片栗粉を怪我の場所に付けてあげることで、止血ができます

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骨折や脱臼の場合

放鳥中に窓にぶつかったり、パニックで暴れて何かにぶつかったりした場合、骨折や脱臼をしてしまうこともあります。

このような場合、なるべく羽を動かさないようにし、すぐに病院へ連れて行くようにしましょう。

マッチ棒の木で添え木をして、ペーパータオルを細く切ったものなどを巻き付けて固定する方法もありますが、素人が保定しながら添え木をするなど難しく、鳥も嫌がって暴れ、余計に怪我がひどくなる可能性もありますので、あまり動かさないように病院へ急いで連れて行くことをお勧めします。

骨折や脱臼の予防

骨折や脱臼の予防として、オカメパニックを抑えることがあげられます。

オカメパニックの原因で多いのは、光刺激、音刺激、振動刺激です。

光刺激は寝るときに豆電球などを付けて光に慣らすと、抑えられるようです。

音刺激は普段静かな環境にいる子がなりやすいので、テレビやラジオをつけっぱなしにして生活音に慣れさせるといいようです。

振動刺激は地震のことですが、こればかりはどうすることもできないので、地震が来た時にいち早くケージに近づき、優しく声をかけるなどして安心させ、パニックにならないようにしてあげましょう。

オカメインコだけどインコじゃない🙅たこちゃん長生きしてね❤💕 #オカメインコ

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まとめ

オカメインコの羽からの出血は、筆毛が折れた場合は大出血となる可能性が高いので、すぐに病院へ連れて行くか、折れた筆毛を抜いて止血をするようにしましょう。

自分で止血をした場合でも、傷口からばい菌が入ったり、出血が多くて体調不良になることもあるので、病院には連れて行ってあげてください。

また、骨折や脱臼してしまった場合、自分では処置せずに、なるべく動かさないように、早めに病院へ連れて行くことをお勧めします。

骨折は放っておくと元に戻らなくなることもあるので、必ず病院へ連れて行きましょう。

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