換羽の時期は、一晩で羽がごっそり抜けてしまうときもありますよね。
普段からイライラ、なんだかしんどそうなのも気になります。
初めて換羽を目にしたときは、思わず「病気じゃないの!?」と疑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな換羽とそっくりな病気も存在するので、そちらもご紹介します。
知らなかったオカメインコの穴!
オカメインコと一括りに言っても、品種がたくさんあります。
身体がクリーム色でほっぺたのオレンジ色がとっても愛らしい、オカメインコと言えば!
はい、その子は日本で一番人気のある品種「ルチノー種」です。
換羽期になったとき、冠羽が抜けて気付いてびっくり、頭に丸く穴があいている!
ストレスではげてしまった!?と、心配する気持ちもわかりますが、安心してください。
その頭の穴は、ルチノー種遺伝なのです。
この大きさには個体差があり、ほとんど目立たない子もいれば、大きく目立ってしまう子もいます。
オカメインコの換羽
換羽期には怒りっぽい、食欲がなくなる、糞がいつもより水っぽいなどが挙げられます。
身体にも変化があるうえ、羽がごっそり抜け替わるのですから、換羽はとても体力を使います。
普段は楽しんでいる放鳥すらも出来なくなるほどです。
室内で飼われているオカメインコは、野生と異なり温度調節のきっちりされた環境で暮らしています。
室内飼いの弊害として、季節を感じにくいということがあり、普通は2週間ほどで完了するはずの換羽が、だらだら長引く場合があります。
長引けばそれだけつらい換羽の時期だからこそ、暑い時期は暑く、寒い時期は寒くと、体調を崩さない程度に気を付けてあげてくださいね。
抜けた羽に血がついている!?
抜けた羽の根元に血がついている場合、毛引き症といった病気です。
毛引き症になったオカメインコは、酷くなると自分で生えている毛をくわえて引き抜いてしまいます。
換羽時のように羽の抜け替わる準備ができているわけではありませんので、自分で引き抜いた羽には血がついてしまうのです。
もちろん痛いですので、その分騒ぐことでしょう。
毛引き症は癖になってしまったら困るので、少しでも早く気づいて対処することが大切です。
まとめ
今回は、換羽と毛引き症についてまとめました。
換羽も毛引き症も、羽が抜けることに関しては同じですが、状況が全く違うということがわかりました。
どんな病気も見ていてつらいと思いますが、自分で羽を引き抜く様は地獄絵図のようですね。
そうならないように、異変を感じたら、どうか早めに診察をしてもらってくださいね。