オカメインコはもともと羽繕いをよくする鳥のようですが、羽繕いがいつもより激しい場合や、「ギャー」などと叫びながらやっている場合は、どうしたのかとても気になってしまいますよね。
ここではオカメインコの羽繕いについてご紹介します。
目次
オカメインコの羽繕いが激しくなる理由
オカメインコはもともと羽繕いを念入りにする子が多いようで、暇さえあれば羽繕いをしている、と思う飼い主さんも少なくないようです。
ですが、いつもよりも激しいな、と感じたら、何か理由があるかもしれません。
羽繕いが激しくなる原因をいくつかご紹介します。
ダニなどの寄生虫がいる
オカメインコの羽には、羽根ダニと呼ばれる黒くて細長いダニがつくことがあるようです。
ダニがつくとオカメインコもかゆいようで、羽繕いがいつもより激しくなるようです。
換羽している
換羽しているときの羽繕いはいつもより激しくなります。
羽繕い中に羽毛がたくさん抜ける場合は換羽中と思っていいと思います。
換羽中は新しい羽根が筆毛に包まれているため、時間もかかるようです。
また、新しく生えてきたばかりの筆毛は、触ると痛いらしく、そのような筆毛にくちばしが当たったりしたときには「ギャー」などと声を上げることもあるようです。
毛引き症になっている
ストレスなどが原因で、オカメインコが毛引き症になっている可能性もあります。
毛引き症とはオカメインコが自分で自分の羽をむしってしまうことです。
毛引きをしているために、いつもより羽繕いが激しく見える、ということもあるようです。
羽根が不衛生
オカメインコは脂粉がよく出る鳥です。
この脂粉などが溜まってしまうと、オカメインコも気になるのか羽繕いを激しくするようになるようです。
オカメインコの羽繕いの対策
オカメインコの羽繕いが激しくなるのにも理由があります。
あまりに激しいときは、ダニや何かの病気かもしれないので、獣医さんに診てもらうようにした方が、飼い主さんも安心ですね。
ダニなどが寄生している場合
ダニなどが寄生している場合、数が少ないときはセロテープなどでペタペタ取ってあげるといいようです。
ですが、数が多くなってしまった場合は、獣医さんに診てもらうのが一番安心ではないでしょうか。
または、木酢液をお湯に数滴たらし、オカメインコを洗ってあげる、という方法もあるようです。
お湯で洗ってしまうと、羽根についている油が溶けてしまい、羽根がびしょ濡れになって乾きにくくなるので、お湯で洗った後は、暖かくしてあげるように注意しましょう。
換羽の場合
換羽の場合、筆毛をコーティングしている殻を取るために、羽繕いが激しくなるようです。
そんな場合は、飼い主さんもカキカキして、殻をはがすのを手伝ってあげるといいかもしれません。
ちょうどかゆいところをカキカキしてあげると、オカメインコはとても気持ちよさそうにするようです。
毛引きの場合
毛引きが始まってしまってからでは飼い主さんにはどうすることもできないと思いますので、獣医さんに診てもらい、エリザベスカラーを付けてもらうなどの処置をしてもらいましょう。
毛引き症にならないためにも、オカメインコにストレスがかからないようにしてあげましょう。
また、オカメインコは退屈すると自分の羽で遊び、それが毛引き症へと発展することもあるようなので、ケージの中におもちゃを入れてあげるなどの対策もしておきましょう。
羽根が不衛生な場合
脂粉などが溜まらないように、たまには水浴びをさせ、羽根を清潔にするように心がけましょう。
水浴びが嫌いなオカメインコも多いようですが、水浴びの容器の底に鏡を入れてあげる、などの工夫をすると、水浴びをしてくれることがあるようです。
まとめ
オカメインコはもともと羽繕いをよくする鳥なので、少し激しいくらいよくあることのようです。
ですが、ダニがついている、換羽している、毛引き症になっている、などの理由でいつもより羽繕いが激しくなることもあります。
いつもと違って何か変だな、と感じたら、獣医さんに連れて行ってあげるといいかもしれませんね。