人間であっても嘔吐すれば、とても苦しいですし、疲労感が強くなります。
人間よりも小さな鳥であれば、なおのこと吐くという行為は身体に相当のダメージを与えると思います。
ではいったい、オカメインコはどんな理由で嘔吐することがあるのでしょうか?
目次
オカメインコがオス、メス問わず吐く理由について分かったことは?
吐くと言っても、吐く際に見られる大きな違いがあるようです。
また、病的な理由であれば嘔吐の他にどんな特徴があるのでしょうか?
そこで今回は、オカメインコが嘔吐する理由や原因について紹介していきたいと思います。
餌を吐くのは食べ過ぎているから?シングルなのに雛に餌やり?
吐く場合に、頭を上下に振ってばら撒かずに吐く場合は、ある特定のことを意味しています。
これはオスとメスをペアで飼っていなくても、ある時期になれば起こる可能性が高くなります。
オスはメスへの求愛行動として、メスは雛へ餌を与えている感覚で吐き出すことがあります。
病的なものとは異なりますので、あまり心配しなくても大丈夫ですが、発情していることを示します。
単独で飼育している場合は、発情させるとかえって身体に負担をかける場合が多く見られます。
ですから、発情を促進するようなものをケージ内や放鳥の際に置いたり、目に触れさせたりしないようにしましょう。
食べ過ぎじゃなく病的な理由で吐く場合の特徴は?
オス、メス、雛や成鳥問わずに関係しますが、最も顕著なものは首を横に振って、周囲にまき散らすところが親愛のそれと違います。
またあ、吐く際に嘔吐物が顔や頭に付いて汚れることが多いので簡単に分かります。
オカメインコが吐く場合に考えられる病気として、次の3つを挙げることができます。
●1つ目は、メガバクテリア症と呼ばれるものです。
酵母の一種のバクテリアが胃の粘膜に感染することで引き起こされます。
嘔吐の他、餌が原形を保ったまま糞として排泄されたり、下痢や血便をしたりします。
●2つ目は、トリコモナス症と呼ばれるものです。
トリコモナスという原虫が素嚢(口腔内にある食べ物の一時保管所)に感染してもたらされます。
吐き気の他に、口内炎などの炎症が口腔内で多く見られます。
●3つ目は、カンジダ症と呼ばれるものです。
これは鳥の消化管の中に当たり前のように存在しており、挿し餌を長期間行うとかかりやすいと言われています。
まとめ
親愛表現として吐く行動をとるとは、想像もつかなかったのでとても驚きました。
病的な理由で吐く場合は、その他の症状も併せて覚えておくようにしましょう。
これでオカメインコが吐いたとしても、ある程度の判断をすることができます。