オカメインコを繁殖させるためには“巣引き”というものが必要になってきます。
しかし、自宅でオカメインコを繁殖させたいと思っている人はまだ少なく、どうしたら良いか分からないでいる人が少なくありません。
そこで今回は、オカメインコの巣引きや、巣箱に入ってくれない時のコツなどをご紹介します。
巣引きとは?
オカメインコをつがいで飼育していると、本能で繁殖行動を始めます。
一般的にオカメインコの発情期は1歳から3歳の春や秋が多く、それ以降の年齢や夏、冬は体に大きな負担をかけてしまうこととなります。
巣箱にメスが入るようになれば妊娠をしており、ずっとこもっているのであれば産卵が近づいていると思って良いでしょう。
オカメインコは交接から1週間で産卵し、1日おきに1つずつ、合計5個前後の卵を産みます。
そして、巣箱にこもるようになってからおよそ3週間で雛が孵化するのです。
巣箱に入らない場合
オカメインコのメスは、急に巣箱を設置してもびっくりして入ってくれないことがあります。
しかし、それだと産卵場所や卵を温める場所がなくて困ってしまいますよね。
なかなか入ってくれない場合は、巣箱の大きさを調整してみましょう。
大きすぎたり小さすぎると入ってくれないことがあります。
また、中の様子だけ見てオドオドしているようであれば、光が通せる穴をいくつか開けてあげると良いでしょう。
さらに、お気に入りの場所やケージの近くに設置してあげると警戒心も薄れ入りやすくなります。
繁殖の注意
メスが無事に巣箱にこもって卵を温めている場合、しばらくは覗いたり開けたりするのは控えてください。
この頃のオカメインコは非常に神経質になっているので、ストレスで体調を崩してしまうことになりかねません。
また、たくさんの卵を産むので育てられない場合はメスとオスを別のケージに入れるようにしましょう。
産んだ後に疑似卵にかえる方法もありますが、産卵をするだけでメスのオカメインコは体力を消耗し、それだけ寿命が縮まってしまいます。
また、産卵をするとベタ慣れしていたオカメインコが敵対心を丸出しにしてくることもあるので、寂しいと思う場合は繁殖させないように気を付けていく必要があります。
まとめ
今回はオカメインコの巣引きや、巣に入らない時のコツなどについてまとめました!
オカメインコは警戒心の強い生き物です。
大きさが合わなかったり中が暗いと入ってくれないことがあります。
繁殖をさせたら、責任をもって雛を育てていくよう努めましょう。