遺伝と言えばメンデルの遺伝の法則ですね。

優性遺伝に劣性遺伝。

懐かしいです。

オカメインコの羽色も、優性遺伝のものと劣性遺伝のものがあります。

オカメインコの品種は性別や親によって変わってくるんですね。

ここでは、オカメインコの羽色遺伝についてご紹介したいと思います。

オカメインコの羽色遺伝方式表

オカメインコ 遺伝 表 品種 性別 親

オカメインコの比較的よく見る品種の遺伝方式を表でまとめてみました。

ノーマル 常染色体優性遺伝
ルチノー 性染色体劣性遺伝
パール 性染色体劣性遺伝
シナモン 性染色体劣性遺伝
パイド 常染色体劣性遺伝
ホワイトフェイス 常染色体劣性遺伝
ドミナントシルバー 常染色体優性遺伝

パイドの場合、常染色体劣性遺伝に分類してありますが、片親がパイドの場合、高い確率で後頭部に黄色い羽が生え、ハゲのような模様が出るようです。

優性遺伝と劣性遺伝

遺伝はペアの染色体上の情報で決まります。

優性の場合は1つの染色体にその情報があれば発現しますが、劣性の場合はペアの染色体両方に情報がないと発現しません。

劣性の遺伝子を1つだけ持っている状態のことをスプリットと呼ぶそうです。

ホワイトフェイスのスプリット同士をかけ合わせれば、1/4の確率でホワイトフェイスの子供が生まれることになります。

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品種は性別や親が関係している?

先ほども説明したように、羽色の遺伝は親の持つ遺伝子によって決まります

ノーマル同士で掛け合わせたとしても、両親ともにホワイトフェイスのスプリットであった場合、ホワイトフェイスの子供が生まれることもあるのです。

性染色体劣性遺伝

オカメインコの場合、メスが持つ性染色体Wとオスが持つ性染色体Zがあり、性染色体対にWが含まれるとメスになります。

つまり、WZがメス、ZZがオスということになります。

このW遺伝子には羽色の情報は含まれていないため、Z染色体に乗った情報がそのまま発現しますが、オスの場合は先ほど説明した劣性遺伝同様、染色体両方に情報がないと発現しません。

性染色体劣性遺伝の場合、スプリットはオスの場合しか存在しないことになります。

ルチノーとノーマルを掛け合わせた場合、どちらがオスかメスかで結果が変わってきます。

スプリットなしのノーマルとルチノーの場合です。

ルチノーがオス、ノーマルがメスの場合は、ノーマルのオスとルチノーのメスが生まれます。

ですが、ノーマルがオスでルチノーがメスの場合、ノーマルのオスとメスが生まれるのです。

性染色体劣性遺伝の場合、親の性別も関係が出てくるのですね。

まとめ

オカメインコの羽色の遺伝には、常染色体優性遺伝のもの、常染色体劣性遺伝のもの、性染色体劣性遺伝のものがあり、親の持つ遺伝子や、性別などによりいろいろと品種の発現の仕方が変わってくるようです。

自分の好きな羽色を出したい場合、いろいろと複雑になってきそうですね。

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