飼い主が異常を確認できるのは、外見からの情報によるものが多いです。
肩がだらりと下がったり、翼に異常が見られたりしたら、どう対処すればよいのでしょうか?
そこで今回は、オカメインコにまつわる異常について調べていきます。
オカメインコの異常を探れ!肩が脱臼、翼に変な模様が、その理由は?
見た目ですぐに分かる異常について、いくつかまとめてみました。
どんなことが原因で、どういう対応をしていけばよいのかについても紹介していきたいと思います。
肩を脱臼してしまう理由は?治療法は?
オカメインコがパニック状態のときに、ケージ内で肩をぶつけて脱臼をしてしまうことは考えられます。
肩が下がったままですと、しっかりと羽を広げることができないので大変です。
軽いものであれば、1日そのまま何もせずに様子を見ておきましょう。
打ち身くらいであれば、次の日になれば多少は動かせるようになっています。
それでも同じような症状が続くのであれば、脱臼の可能性が高いので、専門医に診てもらいましょう。
脱臼の場合、2日以内に適切な処置を行ってもらえないと、元の状態に戻ることは難しくなってしまいます。
翼に異常が見られる場合は、どうすればいいの?
換羽期を終えて生え変わったオカメインコの翼に次のような症状が見られたら、ストレスを感じている証拠です。
古い毛と見比べてみると分かりますが、毛の繊維にとは明らかに異なる横方向からの線を観察することができます。
これはいわゆる「ストレスライン」と呼ばれていて、ストレス環境下にあるかどうかを知る手掛かりとなります。
また、栄養状態の悪いところで育った場合も同様の特徴が現れます。
ネクトンSと呼ばれるビタミン剤を餌に混ぜて与えるようにすると、徐々に元の毛の状態に近づいていきます。
粉材のため湿気に弱いので、2ヶ月~3ヶ月のうちに使い切るようにしましょう。
まとめ
肩が下がっていて脱臼が疑われるような場合は、できるだけ早く動物病院へ連れていきましょう。
換羽期を過ぎたオカメインコの羽に横のラインが入っていたら、ストレスを感じていることを示します。
ネクトンSと呼ばれる市販のビタミン剤を与えて、経過を観察しましょう。