メスを単独で飼育していても産卵することが見られます。
実は、これはメスの身体に多くの負担を強いるため好ましいことではありません。
オカメインコのメスにふりかかる災難、卵詰まりについて調べていきます。
「オカメインコ×卵詰まり」!引き起こす理由は?兆候と対応は?
出産過多は卵詰まりの一因と言われていますが、実はこの他にも原因があります。
また、卵詰まりを起こしたときの対応について考えていきたいと思います。
卵詰まりを起こす原因は何?
いくつか理由は考えられますが、主な2つを取り上げます。
まず、身体の成長にふさわしくない時期に妊娠してしまったことを挙げることができます。
つまり、あまりにも早い段階で妊娠したり、逆に高齢で妊娠してしまったりしたときに起こるトラブルです。
次に、カルシウムやビタミン類の欠乏を挙げることができます。
妊娠中は、お腹の子どもにも栄養がいくためにどうしても栄養が不足しがちな傾向にあります。
特に、鳥類は卵生ですので、卵を生成するためにカルシウムが消費されてしまいます。
オカメインコは、卵も糞も同じところから排出するため、卵が詰まると排泄がうまくできなくなり、大変なことになります。
卵詰まりのサインや、起こしたときの対処法は?
オカメインコのメスに見られる兆候として、腹部からお尻にかけて膨らみがあり、たいていの場合、卵を確認することができます。
身体症状として、いつもより食が細い、元気がない、身体を丸めたり、いきんだりを繰り返しているなどが挙げられます。
応急処置を紹介しますが、できるだけ早めに獣医さんの診察を受けてください。
遠方で通えない、あるいは症状が軽い場合は、室温を30度前後に保ち、カルシウムとビタミンB群を含む青菜などを与えてください。
すると、自分の力で産卵にいたることがあります。
お尻にオリーブオイルなどを塗り、卵を取り出すこともできますが、体温低下のリスクを伴います。
これらはあくまでも一時的なものですので、専門医の受診をおすすめします。
まとめ
オカメインコのメスが卵詰まりを起こすのは、出産過多、年齢にふさわしくない妊娠、栄養不足など理由です。
身体症状として、食欲不振、身体を丸めたり、いきむ動きを繰り返したりなどが見られます。
応急処置を行った後は、手遅れになる前に動物病院へ足を運びましょう。