オカメインコは、頬の赤い丸のチークや、頭頂部にある飾り羽(冠羽)が特徴的です。
その愛らしい姿と、愛情表現が豊かで、争い事を好まず、人懐っこい性格であることから、飼い鳥としても広く親しまれています。
今回は、そんなオカメインコの「雌の凶暴化」などについて調べてみました。
雌も発情期の前後は落ち着きがなくなる
一般的に、雌の方が雄よりも、『穏やかで大人しい個体が多い』とされています。
発情期の雄は、行動が活発になり、よくさえずるようになります。
雄に比べると大人しいですが、雌も落ち着きがなくなって、よく鳴き出すようになると言われています。
しかしいつも通りで、そこまで変化がない個体もいるようです。
雌の発情期のサインは、前傾姿勢で背を反らせ、尾羽を上に持ち上げるようなポーズをとります。
また、巣箱や床材をかじりだして、雄(恋愛対象)を巣箱に誘うようになります。
ペアがいなくても、無精卵を産むことがあり、体力・健康面が心配されます。
なるべく発情させないよう、発情対策を行うことが望ましいです。
いつから大人になるの?
オカメインコは、孵化後およそ5週間で、巣立ちの時を迎えます。
そして、生後1年くらいで大人になります。
繁殖は1歳半~3歳未満までの健康な若鳥で行うのが望ましいとされています。
平均寿命は20年くらいと言われているので、かなり長生きしますね。
オカメパニックには要注意!
オカメインコはとても繊細な性格でもあり、いきなりちょっとした事でも、興奮状態に陥ってしまうことがあります。
何か物が床に落ちた音や、夜間の車のヘッドライトの明かり、地震の振動など、不意の衝撃に弱いようです。
オカメインコにもそれぞれの個性があり、あまり動じない個体もいますが、中にはひどく暴れる個体もいます。
遺伝性も指摘されており、視力が弱い「赤目」のオカメインコは、特に音に敏感な傾向があると言われています。
狭いケージの中でパニックを起こしたら、いきなり飛び立った時に、大怪我をしてしまう恐れがあります。
骨折や脳震盪を起こす危険もあるため、パニックに陥らないよう十分気を付ける必要があります。
対策として、全く音が無い飼育環境だと、かえって些細な物音に驚く原因になるため、ラジオなど常に小さな音を流しておくことが良いと言われています。
パニックに陥ってしまったら、飼い主は大きな声を出したりせず、いつものように落ち着いた様子で、優しく声をかけて、大丈夫であることを教えてあげましょう。
まとめ
以上、オカメインコの雌の凶暴化についてでした。
いかがでしたか?
雌の方が大人しい性格のようですね。
しかし、それぞれの個性があり、一概には言えません。
いずれにしても、オカメパニックなどに陥らないよう、落ち着ける環境づくりが大切になります。
ペットとして飼う前に、オカメインコにとってより良い環境・幸せに暮らせる飼育方法についてよく調べて、最後まで責任を持って育てられるかを十分検討してみてくださいね。