ヒナから育てていく場合は、挿し餌といって飼い主が餌を与える必要があります。
それほど特別な道具などを使うことはありませんが、与える際に注意することはないのでしょうか?
そこで今回は、オカメインコの挿し餌の与え方を調べてみることにしました。
オカメインコと挿し餌!1日に2回?スプーンや注射器で与えるの?
特に初めての飼育の場合は、どのタイミングで与えていけばいいのか悩まれることが多いと思います。
与える回数、与える際に使う道具、気を付けることなど、これらのポイントについて紹介していきます。
挿し餌を与える頻度は?どんなものを与えるの?
挿し餌は、孵化後1ヶ月くらいまでは、1日に5回~6回与えるようにします。
朝から日が沈むまでの間に餌を与えるようにし、夜間は挿し餌を行わないようにしてください。
これは、素嚢(餌の一時保管場所)が空になるまでに10時間くらいの時間を要するためです。
与える餌は、パウダーフードと呼ばれる粉餌、エネルギー源となる粟玉、カルシウム補給のためにボレー粉を与えます。
粉餌はメーカーや種類によって、お湯で溶く量や与えるときの温度がことなりますので、注意してください。
ただし、人肌よりも高い温度で与えたほうがヒナの食いつきがいいそうです。
どんな器具を使って与えるの?汚れを防ぐには?
使用するものは、スプーンか注射器です。
スプーンであれば、お湯で溶いた餌をヒナの口元に近づけて食べる分だけ与えてください。
くれぐれも無理に押し込んだり、流し込んだりするのはやめてください。
中にはスプーンで食べるのを嫌がるヒナもいます。
そんなときは、注射器(フードポンプという名称で売られています)を使いましょう。
注射器の先端をヒナの口ばしの付け根あたりに軽く触れると、口を開きますので挿し入れて、軽く押すと餌が口内に入ります。
口をもたつかせながら飲み込むので、慣れるまではゆっくりと行うようにしてください。
挿し餌中の不慮の事故で亡くなることもありますので、注意しましょう。
給餌中の汚れを防ぐために、ケージをアクリルケースで覆ったり、ビニールで包んだりしましょう。
まとめ
挿し餌の基本は2つ、粟玉と粉餌で、その他にボレー粉を与えてもいいです。
夜間以外に5回前後に分けて、スプーンか注射器を使って与えるようにします。
注射器で与える際は、細心の注意を払ってゆっくりと行ってください。