ペットとしてオカメインコを迎える前に、まずどんな食事を与えたら良いのかよく知っておく必要があります。

オカメインコの寿命は約20年と言いますから、なるべく元気で長生きしてほしいですよね。

今回は、オカメインコの主食である「シード」や「ペレット」について調べてみました。

おすすめのシード食

オカメインコ 餌 おすすめ シード ペレット

シードは入手しやすく、「殻つき餌」と「むき餌」の2種類があります。

健康な状態の場合は、殻をむいて食べる楽しみがある「殻つき餌」の方を与えましょう。

むき餌はゴミが出なくて手入れがラクですが、栄養価が落ちており、殻がむけないほど弱った場合や、自分で殻がむけない“ヒナ”にだけ与えます。

シードをオカメインコの主食にする場合、アワ、ヒエ、キビ、カナリーシードの4種類がブレンドされている混合餌がおすすめです。

(6種類が混合されているのも販売されているようです。)

理想的な数字は、ヒエ5、アワ2、キビ2、カナリーシード1が一般的で、タンパク質10%、脂質4%になります。

これに加えて、日替わりで少量のオーツ麦やソバの実、燕麦などをブレンドして、毎日の食餌に変化を持たせるのも、おすすめです。

季節ごとに配合を変えて、冬季はいつもより少々脂肪分が高いシードを多めに与えると良いと言われています。

シード食には「副食」も必要

シード食には、ミネラル、カルシウム、ビタミンがほとんど含まれていないため、副食として「青菜」も与えましょう。

おすすめの野菜は、「小松菜」「豆苗」「チンゲンサイ」などです。

たくさん与える必要は無いのですが、新鮮で栄養価の高いものをいつも食べられるようにしておきましょう。

ただし、残留農薬には気をつけましょう。

自分で無農薬野菜を育てるのがおすすめです。

また、食べ過ぎでフンがゆるくなっていないかよく観察しましょう。

もしフンがゆるくなっていたら、一定の時間を与えた後に、すぐに取り外してくださいね。

その他、「ボレー粉(牡蠣の殻を粉にしたもの)」、「塩土(赤土に塩分とボレー粉などを混ぜて固めたもの)」、「カトルボーン(イカの甲を塩抜きして乾燥させたもの)」、「ミネラルブロック(各種ミネラルを固めたブロック)」などもおすすめです。

しかし、いずれも過剰摂取すると健康を害する恐れがあります

説明書をしっかり読んで、適量を守りましょう。

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おすすめのペレット食

ペレットは、鳥の必要栄養素を考えて作られた「完全栄養食」のことです。

シードに比べて高価であり、オカメインコが食べる楽しみが減るデメリットがあります。

また、シード食からペレット食に移行するまでには時間が掛かるケースが大半のようです。

無理強いせずに、シードにペレットを少量含ませたりするなど、様子を見ながら徐々に切り替えるようにしましょう。

基本的にペレット食の場合は、副食は不要となります。

むしろ余計なものを与えてしまうと、栄養過多になり、肥満や病気の原因になることもあるので注意しましょう。

鳥の種類によって含まれる栄養素が異なるので、必ず『オカメインコ用』を与えます。

偏食を防ぐために、2社以上のものをブレンドするか、日替わりに与えることをおすすめします。

鳥の健康を考えて保存料の使われていない「オーガニック飼料」がありますが、消費期限が短く、保存が難しいのが難点です。
カラフルなペレットを食べた後に、フンに色がついてしまうことがあるようです。

健康な状態のフンの色をよく確認しておきましょう。

まとめ

以上、オカメインコのおすすめのシード食、ペレット食についてでした。

いかがでしたか?

シード食には副食が必要となり、ペレット食では、ビタミンやカルシウムなどを過剰摂取しないように気をつけましょう。

ちなみに餌は、1日で食べきれる量(体重の約10%)を与えるのが目安となります。

シード食の穀物・種子類は、虫が発生することがあるので、必ず防虫対策を行いましょう。

保存分は冷凍して、使用する分を解凍した後、天日干しをして、乾燥材を入れたビンでの保存がおすすめです。

また、ペレット食は消費期限をしっかりチェックし、小分けにして保存しておきましょう。

未開封の餌でも劣化するそうなので、開けた時に変な匂いがしないかなど、十分確認しましょう。

どれを与えたら良いのか迷ったら、オカメインコに詳しいペットショップの店員などに聞いて、様子を見ながら与えてくださいね。

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