オカメインコは、自分でエサを食べることが難しいと言われている、ちょっと厄介な面もあります。

人間側の都合でペットにさせられている方にとっては、たまったものではありません。

しかし、少しでも野生の状態へと近づけてあげられるような工夫はないか調べてみました。

オカメインコが挿しエサから一人エサに移るきっかけを考えてみよう!

オカメインコ 雛 粟穂

遊びの延長として、一人でエサを食べられるようにしていくことがベストだと思います。

そこで今回は、その必須アイテムとも呼べる粟穂について紹介していきたいと思います。

そもそも粟穂ってどんなもの?栄養価は?

粟は、イネ科の植物であり、穀類の一つとして分類されており、古くは食用としていた時代もありました。

実は、その原型と推定されている植物は、空き地やあぜ道などで見かけるネコジャラシ、正式名称エノコログサです。

小鳥のエサに米粒よりも小さなゴマのような粒が混じっていることを目にすることがあります。

これが粟で、粟穂は枝つきのままの状態で売られている商品です。

各種ビタミン類、鉄分、カルシウム、など多くの栄養素を豊富に含んでいます

ただし、換羽期などはこれだけの栄養素では不足しますから、青菜やボレー粉などを補うようにしましょう。

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挿しエサを卒業するために、粟穂は?

雛から育てている場合に問題になるのが、挿し餌を卒業させるタイミングです。

挿しエサは、粉餌をお湯で溶いて人肌よりも温かいくらいに冷まして給餌します。

餌の粘土は、ドロドロよりも少しサラサラとしているくらいを目指しましょう。

野生の個体は2ヶ月を過ぎたら一人エサへと移行していきますが、飼育している場合はそのタイミングが難しいと言われています。

そこで、手間もかからずオカメインコの興味を引くエサとして、おすすめなのが粟穂です。

ケージ内に粟穂をそのまま、あるいは容器に入れます。

その後、粟穂を手に持ち、少し左右に揺らしてみましょう。

興味をもったら手を放し、そのまま自分で食べることは楽しいことだと覚えさせましょう。

まとめ

粟穂は栄養価に富んでおり、しかもオカメインコが自分でついばむことによって口にできる食べ物です。

挿しエサから一人エサへの切り替えにもってこいです。

生き物を飼育することは人間がすべてを行うのではなく、ペットにできることを増やしていく必要があると改めて思い知らされました。

 

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