赤くて丸いほっぺと、感情豊かな冠羽がチャームポイントである「オカメインコ」。
柔和で穏やかな性格なので、人にもよく懐き、初心者でも比較的飼いやすいインコとして人気者です。
今回は、そんなオカメインコをお迎えするときの注意点について調べてみました。
無理に食べさせようとせず、焦らず観察しよう!
オカメインコは繊細で、飼い鳥の中でも特に臆病な性格だと言われています。
ちょっとした物音や振動、光などにも反応して大パニックを起こすことがあります。
オカメインコとしては、見知らない人に、いきなり知らない環境に連れてこられた訳なので、最初は緊張と恐怖心ばかりが強くなっていると思います。
もちろん、個々の性格があり、中にはすぐ甘えてくるオカメインコもいるでしょう。
しかしほとんどのオカメインコが、お迎えした直後は、餌を食べようとせず、体重が減ってしまうようです。
成鳥の場合は、多少食べない期間があっても、すぐに命の危機に関わることでは無いとされているので、過度な心配は無用です。
ただし、絶食や環境の変化によるストレスで体調を崩しやすい時期になるので、目を閉じて膨らんでいるなど、気になる変化があったらすぐに獣医師に診てもらいましょう。
まずは、お迎えして一週間くらいはケージから出さず、静かな環境で、そっと見守ってあげましょう。
声掛けは、餌を取り換えしたり、おやつをあげたり、水を換えたりする時に行い、その他のスキンシップは慣れてから行った方が良いでしょう。
触れたい気持ちは分かりますが、ここはグッと我慢です。
初めはペットショップで食べていた餌をあげよう
環境の変化に慣れてもらうためにも、なるべく、お迎えする前のペットショップと同じ餌をあげましょう。
新しいケージの中が「安全」だと思ったら、オカメインコは餌を食べ始めます。
しかし、なかなか餌を食べようとしない場合、与えている餌が口に合っていないかもしれません。
もしくは、過度の緊張やストレスから、ペットショップと同じ餌であると認識できていないこともあるそうです。
どうしても食べようとしない場合は、ペットショップ側に、お店でしばらく預かってもらえないかなどを相談しましょう。
「ごほうび」をあげて、仲良くなろう!
オカメインコのペースを大事にして、焦らないことが一番です。
餌をしっかりと食べるようになって、段々と慣れてきてから、スキンシップを取っていきましょう。
手を差し出した時に、少し近付いてきてくれたら、おやつなどの「ごほうび」をあげて、「近付いてきてくれてうれしい!」という気持ちを伝えていきましょう。
徐々に、オカメインコもあなたが良い人だということが分かり、好きになってくれると思いますよ。
まとめ
以上、オカメインコをお迎えするときの注意点についてでした。
いかがでしたか?
最初は、すぐに慣れなくて当然だと思って、焦らないことが大切のようです。
嫌がっているのに、無理に食べさせようとすると、余計に怖がって逆効果になるので、ご注意くださいね。
まずは餌や水換えの時だけに、「声掛け」する程度に留めておきましょう。
小さい子どもがいる家庭は、そのことを良く言い聞かせてあげて下さいね。
オカメインコを驚かせないように注意しながら、フンや体の状態を毎日チェックして、病気の兆候を見逃さないようにしましょう。