インコの中でも比較的人気のあるオカメインコ。
臆病でよくパニックを起こし、それが「オカメパニック」と名付けられてしまうほどです。
オカメインコの羽を切ることにはメリットがあるのでしょうか?
臆病なので切るときにストレスになってしまうのでは、と心配になりますよね。
ここではオカメインコの羽の切り方や、羽切のメリットについてご紹介しようと思います。
オカメインコの羽を切る切り方は?
行動を制限するために鳥の羽を切ることをクリッピングと呼ぶそうです。
クリッピングの方法は、翼の後ろの方にある風切羽を斜めに切ります。
切るのは二人一組で行い、一人がインコの体を包んで頭と足を抑え、インコが落ち着いてきたらもう一人がそっと羽を伸ばしてカットします。
切りすぎると出血してしまうので、羽根の血管をよく観察してから切るようにしましょう。
慣れていない人が鳥を保定するのはとても大変なことです。
また、保定をされて飼い主さんを嫌いになってしまう可能性もあるため、クリッピングは病院やペットショップなどでお願いする方がいいように思います。
クリッピングは繰り返し行う?
鳥の羽は新しく生え変わり伸びてくるものです。
ですからクリッピングも繰り返し行わないと意味がありません。
クリッピングをしたから飛べないと思って油断していると、いつの間にか羽根が伸びていて、窓から逃げてしまった、なんてことの無いように注意しましょう。
クリッピングをするときは、3か月間隔でするといいようです。
クリッピングはストレスがかかるのになぜやるの?
クリッピングにはメリットもありますが、デメリットももちろんあります。
切るか切らないかは飼い主さんの判断ですが、世話がしやすそうだから、などの個人的な理由でクリッピングをすることはやめましょう。
保定されることもストレスになりますし、飛べなくなることでもストレスを感じます。
鳥にとって必要な場合にだけクリッピングをするようにしてください。
クリッピングのメリット
クリッピングのメリットとしては、家の中から外へ飛んで逃げてしまうことを防止できるのが一番大きいのではないでしょうか。
また、オカメインコの場合、少しのことでパニックを起こしてしまうことがあり、その際に飛びまわてタンスや壁などにぶつかる事故を減らせることもメリットになります。
クリッピングをすると、飼い主さんへの依存度が高くなり、手乗りに育てる場合や人慣れしていない子のしつけをする際に適しているようです。
クリッピングのデメリット
クリッピングのデメリットとしては、鳥自身が飛べないことを理解できず、飛ぼうとして落下してしまう事故があるということです。
また、飛べないことで運動不足にもなるようです。
さらに、飛べないことにストレスを感じ、自傷行為などをすることもあるそうです。
まとめ
オカメインコの羽を切ることは、オカメインコ自身にストレスをかけてしまう可能性もありますが、オカメパニックのときに不慮の事故を減らせるというメリットもあります。
切るか切らないかは飼い主さんの自由ですが、飼っているオカメインコのことを一番に考えて判断するようにしてください。