お顔の模様がとても愛らしいオカメインコたち。
鳥のヒナが親鳥のくちばしから口移しで餌を食べているのを、みなさん一度は目にしたことがあると思います。
この餌の与え方を挿し餌といいます。
家で飼う時には、同じようにしなければ食べてくれません。
やがて成長し親鳥と同じような餌を食べるわけですが、今回はその時期についてまとめました。
どれくらいまで離乳食?
人間の赤ちゃんですと歯が上下生えてきて自分で上手に噛むことができるようになれば離乳食卒業となるわけですが、鳥のことは人間にはなかなか分からないものです。
目安として生後100日頃までは挿し餌の準備をしてあげると良いでしょう。
個体差もありますのでここまで!とはっきりとは言えませんが、生後間もないうちは1日3回~4回と細かく分けて餌を与え、生後100日前後で成鳥と同じ置き餌もケージ内に設置するようにします。
置き餌の減り具合を観察し、置き餌がよく減るようになってきたら挿し餌の量を徐々に減らしていき挿し餌を卒業します。
よく観察しながら与えて
人間の赤ちゃんと同じように、ヒナのうちは飲み込む力がまだ不完全です。
餌を与えたらおしまい!ではなく、のどにつかえていないか糞は正常かなどよく観察することが大変重要になります。
小さい動物ですから、何かあると命を落とすことにもつながりかねません。
水はいらない
余談ですが、挿し餌はお湯でふやかしてありますので当然水分を含みます。
ですので、ケージ内に飲み水を設置しておく必要はありません。
というよりも、設置してはいけません。
水分の取りすぎになってしまうのです。
挿し餌を卒業し置き餌になったら水を設置してあげましょう。
ですが、最初は分からないのでがぶ飲みしてしまう恐れもあります。
しばらく様子を見て、がぶ飲みするようでしたら決まった時間に少量だけ与えると良いでしょう。
まとめ
人間も動物も小さいうちは手がかかるものですね。
でも、手がかかるからこそ可愛さ倍増なのです。
オカメインコは愛情たっぷりに餌を与えると、とてもよく懐くといわれています。
大切に育ててあげてくださいね。