ざっと挙げただけでも、重い病気ばかりです。
これらはみな、オカメインコが感染する可能性のあるものばかりです。
そこで今回は、飼い主さんに知っておいてほしい情報を簡潔にまとめました。
目次
オカメインコにまつわる重い病気と症状、および治療法について
対応が遅れれば最悪の事態を避けられないこともあるかもしれません。
そんなとき、少しでも病気についての予備知識があれば次の行動をとりやすくなります。
金属中毒の症状と治療法は?
何の前触れもなく、吐き出し、食欲が減退していきます。
糞は独特の深緑色になり、黄色がかった尿酸を排泄することもあります。
体温が低下して羽をふくらませ、血尿が出たり、震えやけいれんなどの神経症状が現れたりすることもあります。
金属中毒が疑われた場合は、すぐに解毒剤が注射されます。
注射が早ければ早いほど救命率は上がると言われています。
マイコプラズマの症状と治療法は?
ニワトリでの発生が知られていますが、オカメインコでも発症する場合があります。
顕著な症状は、目が赤く炎症を起こしたり、鼻に炎症が出たりします。
だんだんと症状が進むにつれて、肺炎や、時には関節炎を起こすこともあります。
治療法は、獣医さんに病原菌に効く抗生剤を投与してもらうことです。
トリコモナス症の症状と治療法は?
初期期症状で見られますが、喉のあたりでプチプチという音を聞くことがあります。
しだいに、口の中、食道、喉の奥にチーズ状のかたまりが見られるようになります。
この頃には、食欲が低下したり、下痢をしたり、呼吸が苦しくなったりするなど多くの顕著な症状が出てきます。
成鳥では保菌者でも発病していない場合があり、こうした鳥が他の鳥へ媒介させることになります。
メトロニダゾールやジメトリダゾールと呼ばれるものを飲み水に溶かして与えることが治療になります。
気道炎の症状と治療法は?
気管支炎、副鼻腔炎などの気道炎症の病気を総称したもので、風邪と考えた方が分かりやすいです。
身体症状は、鼻水やくしゃみが出て、息苦しそうだったり、目を閉じたままじっとしていたりすることが多くなります。
治療法は、病院で出される抗生剤をしっかりと飲ませ、室温をしっかりと保つことです。
まとめ
これほど多くの重い病気にかかる可能性があるとは、思ってもみませんでした。
飼い主にできることは、オカメインコの正常な健康状態を把握し、異常があれば病院へ連れて行くことです。
早めに治療すれば、重症化することを防ぐことにもつながります。