ある日、突然、オカメインコの顔の一部にできものができていたらビックリしますよね。
では、なぜできものが形成されることがあるのでしょうか?
その原因について、今回は探っていきたいと思います。
オカメインコの口や鼻、まぶたにできものが!考えられる原因は?
見た目だけでなく、オカメインコ自身につらい思いをさせてしまうことになります。
そこで、できものが形成される流れとその対処法について紹介していきます。
口や鼻、まぶたにできものができる原因は?
まず、疥癬症を挙げることができます。
これはセンコウヒゼンダニによって引き起こされ、免疫力が弱まると発症しやすくなると言われています。
症状として、くちばし、まぶた、足に白いかさぶたが作られ、激しいかゆみを伴います。
次に、結膜炎に感染した場合です。
症状の特徴として、鼻水やくしゃみ、目の赤み、涙目などが見られ、ひどいときはまぶたが腫れあがることもあります。
原因となるのは、ウイルスや細菌、トリコモナス原虫の感染によるものです。
最後に、ビタミンB2不足によるものです。
ビタミンB2は、脂肪や糖分の燃焼に大きな関わりがあり、 脂肪を摂る量が増えるとそれだけビタミンB2を必要とします。
脂肪分の多い餌を与えており、ビタミンが不足していた場合に、口内炎や口角炎といった症状が現れます。
できものが形成されたときの対処法は?
上で見たように原因は、感染症によるものと、ビタミン不足の2つに分けることができます。
いずれにしても、オカメインコの顔回りをきれいに拭き、ケージ内を清潔にすることが大切です。
感染症が原因の場合は、抗菌薬を使わないと完治させることは難しいです。
人間用のものを使ってしまうと、かえって効きすぎてしまうおそれがあります。
疑わしい症状が見られたら、すぐに専門医を訪れることをおすすめします。
獣医さんによると、口角炎の治療は時間を必要としますので、数週間から1ヶ月以上かかることもあるそうです。
まとめ
オカメインコの顔の一部にできものができるのは、感染症の場合とビタミン不足によるものが考えられます。
こういう症状が現れたら、飼い主さんにできることは、できるだけ早く動物病院に連れて行くことです。
予防策として、しっかりとケージ内を清潔に保ち、管理していきましょう。