オカメインコの象徴とも言えるくちばしに異変が起これば、ほとんどの人は気づくと思います。

くちばしに症状が現れても、何をどうすればいいのか、戸惑ってしまうことが多いのではないでしょうか?

そこで今回は、オカメインコのくちばしに現れるサインについて探っていきます。

オカメインコの異変!くちばしがボロボロになってしまう理由は?

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くちばしのみに症状が出ているのか、他の部位にも何か症状が現れているのかで、まず振り分けを行いましょう。

そのためには、何が原因なのかを知る必要があります。

ボロボロになったくちばしに病気が疑われる場合は?

ボロボロになったくちばしの周りに白いかさぶたが確認できれば、まず「疥癬症」に感染していると判断できます。

特にセキセイインコが罹患することが多いそうですが、オカメインコも感染することはあります。

これはダニの一種が原因で、くちばしの硬質な部分を壊し、変形を加えてしまいます。

この他に脚やお尻の周囲、翼の下などにも感染しますので注意が必要です。

次に、「栄養性くちばし形成不全」と呼ばれる、幼長期の栄養不足によってもたらされる症状です。

くちばしはボロボロになり、徒長することが多く見られます。

インコ類は上のくちばしのしなり具合が緩やかとなり、下のくちばしとの噛み合わせが悪くなります。

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栄養性くちばし形成不全に似た恐ろしい病気の症状は?

それは、「PBFD」という感染症です。

インコやオウム類に発生することで知られており、感染したものの糞や脂粉に含まれる非常に小型のウイルスによって引き起こされます。

ウイルスと言っても、鳥以外の動物に感染することはありません。

3歳以下の幼鳥の感染率が高く、換羽期に発症することが多いため、換羽による体力の低下と誤ってしまうこともあります。

くちばしや羽毛だけではなく、免疫力を低下させ、細菌、真菌、クラミジアなどの2次感染のおそれをもたらします。

獣医さん(鳥を専門とする)によると抗ウイルス薬は存在しないため、免疫力をアップさせる治療を行っていくそうです。

まとめ

同じような症状であっても、いろんな病気の可能性があることが分かりました。

細かい違いは素人では判断がつきませんから、少しでも早めに専門医を受診されることをおすすめします。

すぐに変化に気づけるように、オカメインコとの関りをもつ時間を作りたいものですね。

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