オレンジのほっぺが特徴的なオカメインコ。
飼おうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
せっかく飼うのなら、やはり手乗りにさせたいですよね。
あわよくばニギコロも・・・。
ここでは、オカメインコをニギコロや手乗りにする練習についてご紹介します。
ニギコロって何?
鳥を飼ったことがない人にとって、ニギコロは聞きなれない言葉ですよね。
ニギコロというのは、鳥を手で握っている状態から仰向けにひっくり返した状態のことです。
よほど飼い主さんのことを信頼していないと、やってくれない恰好です。
他の鳥よりもオカメインコは臆病なので、ニギコロにするのは難しいことのようです。
ニギコロの練習
ニギコロは手乗りになっていることが前提になります。
まずは、オカメインコを持ってひっくり返すことに慣らします。
最初はどうしても怖がって暴れてしまいます。
急にひっくり返すとびっくりしてしまうので、少しずつゆっくりと角度をつけていきましょう。
暴れなかったら褒めたり、好物のご褒美をあげると効果的です。
次にひっくり返った状態で、20秒ほどおとなしくできるようにします。
ひっくり返して最初は5秒、次は10秒と少しずつ維持できる時間を伸ばします。
20秒維持できるようになったら、これを5日間ほど続けて慣らします。
ひっくり返った状態に慣れたら、最後はゆっくり指を離します。
全ての指を離してもひっくり返った状態が維持できれば、ニギコロ完成です。
ニギコロ練習の注意点
ニギコロの練習時間は1日2回10分程度にしましょう。
時間をかけすぎるとオカメインコに負担がかかり、ストレスになってしまいます。
また、オカメインコは臆病な性格なので、ニギコロをすぐにできるようになる子は稀です。
覚えるのには数か月かかることも多いので、コツコツ気長に練習しましょう。
そして、できなくても叱らないでください。
叱ると練習が嫌いになってしまいます。
練習中は笑顔で褒めながら行いましょう。
オカメインコの手乗り
オカメインコを手乗りにするのに一番良い方法は、ヒナの時期から飼って慣らすことです。
手の上で餌をあげたり撫でることで、手を怖がらなくなり、簡単に手乗りのオカメインコにすることができます。
成鳥になると、ヒナのころよりも警戒心が強くなるので、手乗りにするのは難しくなってきます。
特にオカメインコは臆病な性格なので、手乗りにするのに数か月、あるいは数年かかってしまうかもしれません。
根気よく練習を続けましょう。
手乗りの練習
まずはケージ越しに手でおやつをあげます。
最初は近づいてくれないかもしれませんが、根気よく声をかけておやつを受け取りに来るのを待ちましょう。
おやつを受け取ってくれたら、手が怖いものではないと理解してくれているはずです。
ケージ越しにおやつをあげる練習を2週間以上続けます。
手に慣れてきたら、次のステップです。
ケージの扉をゆっくりと開き、おやつを置いた手を扉の前に出します。
決してケージの中には入れないでください。
オカメインコが自分から近づいてくるのをじっと待ちましょう。
慣れてくると、入り口までおやつを取りに来てくれます。
次はいよいよ手に乗ってもらいます。
ケージを開けるたびに指を扉の前に出し、乗ってもらうようにします。
指に乗ってくれたら少しの時間放鳥してあげます。
放鳥の時間も最初は5分程度から始め、徐々に時間を伸ばしていきましょう。
指に乗らないときもあると思いますが、その場合放鳥することは避けてください。
このような状態で放鳥すると、ケージに戻すときにオカメインコを手でつかむことになり、そうなるとまた手を怖がる状態に戻ってしまうからです。
手乗りの練習は気長にコツコツ行いましょう。
ピエリ守山にある、めっちゃさわれる動物園にいってきた!
手乗りのオカメインコかわいー!! pic.twitter.com/VznnPaYl63
— katsumaki (@katsumaki) 2017年3月4日
まとめ
オカメインコはとても臆病な性格なので、ニギコロの練習も手乗りの練習も、相当時間がかかると思います。
焦らずに飼っているオカメインコのペースに合わせて練習するようにしましょう。
練習時間はニギコロも手乗りも一回10分程度を目安に行いましょう。
しつこく練習をやり続けるとオカメインコに負担がかかり、ストレスを感じてしまいます。
ゆっくりゆっくり信頼関係を築いていきましょう。