オカメインコは、頭を足で掻いたり、身体を震わせたりすると、人間の「フケ」のようなもの、皮脂のような白い粉が舞い散ります。
飼育している人々は愛着をもって、「オカメパウダー」とか「イン粉」と呼んでいるそうです。
では、この白い皮脂について調べていきたいと思います。
飼い主の鼻を刺激する、オカメインコの油粉!そもそも油粉って何?掃除は?
オカメインコを初めて飼う人ならば驚くこともあるかもしれませんが、ケージの周りなどが白い粉まみれになることがあります。
では、この白い粉、油粉が舞い散る理由とその対策について紹介していきます。
オカメインコの油粉が出るのは、なぜ?
ダニやノミに寄生されているからでも、皮膚病を患っているからでもありません。
実は、オカメインコは皮脂の分泌量が多いので、これが自然な状態と言えます。
これはある意味、健康であり、新陳代謝が活発でだからこそ油粉が飛び散っているのです。
はっきりとしたことは分かっていませんが、羽毛の防水や汚れ防止などに効果があるのではないかと言われています。
放鳥すると、部屋のあちらこちらが粉まみれになってしまうことも少なくありません。
飼い主の家族の中にアレルギーをもっていたりすると厄介ですし、大量に吸い込むと咳が頻繁に出てしまったりすることもあります。
では、飼い主はオカメインコと関わっていく中において、いったい何に注意していけばよいのでしょうか?
掃除機をかける頻度は?
多くの人が油粉の飛び散りを避けるために、アクリルケースやビニールを使っていますが、掃除機をかけることが重要です。
ほぼ毎日欠かさず掃除機をかけるのが理想ですが、忙しい場合はケージの周辺などポイントを絞って掃除するようにしましょう。
床がフローリングの場合は、湿らせた布で拭き、さらに乾いた布で拭き上げるようにしましょう。
ソファや洋服などについてしまったときは、ガムテープをつけはがしたり、コロコロクリーナーをかけたりしてください。
幼い子どもさんがいたり、高齢の家族がいたりする家庭であれば、空気清浄機を使用されることをおすすめします。
まとめ
オカメインコの体から白い粉(油粉)が落ちるのは、人間のフケに相当するもので病気ではありません。
しかしながら、アレルギー体質の人には危険ですし、大量に吸い込むと咳が止まらなくなることもあります。
ですから、しっかりと飼い主がこまめに掃除していく必要があります。