オスの場合は求愛行動としての「オス鳴き」がありますが、メスのオカメインコには発情期に「産卵」という一大行事が待ち構えています。
鳥さんの場合、鶏の卵としてもお馴染みの「無精卵」と、「有精卵」の2種類があります。
慣れない産卵を迎えたオカメインコは、無精卵であっても卵を温める行動を取らない可能性があります。
今回は、オカメインコが無精卵を温めない時の対応についてご紹介します。
オカメインコの産卵とは
オカメインコをはじめとした鳥類は、無精卵・有精卵のどちらも産むことができますが、産卵はとても身体に負担のかかる行為なのだそうです。
慣れるまでは卵を産む際のリスクも高く、卵管が詰まってしまうことや、連続して卵を産みすぎることにより身体の栄養を奪われ病弱になるということもありうるそうですよ。
2世を作る目的ではない以上はできるだけ発情を抑え、産卵回数を減らした方がオカメインコに長生きしてもらうためにもいいとされています。
無精卵を温めないのはなぜ?
オカメインコが卵を産んでも、卵を温めていない場合も見られます。
オカメインコの習性として、4・5個の卵を続けて産み、温め始めるというものがあるそうです。
そのため、1つだけ産卵した場合は数が揃うまで産卵もやめず、温めようともしないということがあるそうです。
割れていない卵がある場合、様子見も兼ねてしばらくそのまま置いておきましょう。
卵に関心が無さそうな場合や、卵が割れている場合は、撤去して構わないのだそうですよ。
無精卵をなるべく産ませないために
無精卵を多く産んでしまう原因として、肥満や脂肪分の多い餌の摂りすぎ、発情しすぎるということなどが挙げられます。
発情期はオスもメスも必ずやってきますので、発情期のサインが見られたら、以下のことに気をつけましょう。
- 興奮しそうになったら気を逸らせ、他の遊びを提案すること
- 身体(特に背中)を撫ですぎないようにすること
- 過度なスキンシップは避けること
- 高カロリーな食事は発情を促すためNG!
- 巣箱は撤去させること
日頃からヒマワリの種などの高カロリーな餌は少なめに、体重管理はしっかりと行いましょう。
美味しそうに食べている姿は可愛らしいですが、オカメインコの命を守るために心を鬼にして取り組むことが必要です。
まとめ
今回は、オカメインコの無精卵についてまとめてみました。
オカメインコは発情期に無精卵を産むこともありますが、なるべくなら「発情させない・産ませない」ことをモットーに育てていくことが大事であるということがわかりました。
せっかくの家族、長生きして欲しいですものね。
なるべく無理をさせないように気をつけてあげましょう。