オカメインコだけでなく、鳥類には必ず訪れる「雛換羽」の時期ですが、雛換羽は大きな身体への負担がかかります。
いつもは穏やかなオカメインコがイライラする、体重減少や吐いてしまうということも起こるのだそうです。
今回は、オカメインコの雛換羽の期間や、雛換羽の時期に起きる様々なトラブルについてご紹介します。
雛換羽とは?
オカメインコは時期が来ると換羽を繰り返しますが、雛換羽とはオカメインコの雛が成長し、子供の毛から水を弾く大人の毛に生え変わる初めての換羽のことを指します。
換羽は全身の毛が生え変わるため、オカメインコにとっては一大行事です!
野生のオカメインコであれば換羽の時期が決まっているのですが、家で飼われているオカメインコは、夏はクーラー、冬は暖房と1年中同じ温度で飼育されている環境が多いですよね。
換羽は寒い・暑いなど温度変化を感じることが必須条件になりますので、1年中同じ温度では換羽期が定められないとされています。
雛換羽の時期と期間は?
雛換羽の時期は個体差がありますが、生後3~5ヶ月ぐらいから始まることが多いそうです。
一気に抜けて生えていくタイプと、徐々に抜けながら生え変わるタイプに分かれるそうですよ。
期間は個体差がありますが、3週間前後と考えていてよさそうです。
雛換羽の時期にすべてが生え変わるわけではなく、翼や尾羽の部分は1年以上かけ、何度かの換羽をする中でゆっくりと生え変わるのだそうです。
全く抜ける気配がないなぁと心配している方も、通常のことですので安心してくださいね!
換羽期間のトラブル!
換羽には体力と栄養を必要とするため、身体の不調から吐く、イライラ、体重減少などを起こしがちです。
換羽期専用のサプリメントなどがありますので、食事のバランスの調整や必要な栄養の補給などを行い、換羽期間には放鳥は避けてゆっくり休ませてあげるようにしましょう。
吐く頻度が著しいなど、様子が明らかにおかしい場合は動物病院を受診し、適切な処置を受けるようにしてくださいね。
まとめ
今回はオカメインコの雛換羽の期間や時期、トラブルについてまとめてみました。
雛換羽は生まれて初めての換羽であるということ、3~5ヶ月の間に起こることが高く長期間かけ行われるということがわかりました。
辛そうにしている姿を見るのは可哀想ですが、換羽期のトラブルには様々なものがありますので、様子をよくみてあげるようにしましょう。