ほとんどの飼い主さんは、定期的に放鳥をされていると思います。
しかし、放鳥時に思わぬ落とし穴があることを忘れないでください。
これには、オカメインコの習性と大きな関わりが見られます。
放鳥時に潜む危険とは…?オカメインコの習性が身を危うくする!
放鳥時は開放的な気持ちになり、野生の本能が目覚めるときでもあります。
ですから、思いもよらない行動や動きをすることが見られます。
そこで今回は、オカメインコの注意すべき習性について紹介していきます。
放鳥時に新聞に潜るのは?習性なの?
新聞紙の中に潜ったり、新聞紙をかじったりするのは、発情と関連があるようです。
新聞紙をかじるのは、巣作り行動の始まりで、新聞紙の中へ潜るのは巣を探索しているのだと推測されます。
暗くて狭い場所に潜り込もうとするのは、巣の探索や巣と認識していることが多いようです。
完全にその場所を巣と認識すると、縄張り意識が芽生え、近づいただけでも威嚇してきます。
ペットとして飼育されていても、このように野生の本能が出現することがあります。
オスの場合は攻撃的になるだけで大きな害はありませんが、メスの場合は産卵過多のおそれが生じます。
放鳥時に潜るのを防ぐ目的と、その方法について
オカメインコを家の中かで放鳥する際は、潜り込めるような隙間や場所を作らないようにあらかじめ確認をしておきましょう。
これは、発情するのを抑制したり、縄張り意識を持たないようにしたりするための工夫です。
繁殖目的のオスとメスのペア飼育なら問題ないのですが、メスだけの単独飼育の場合は、卵詰まりを引き起こす原因にもなります。
巣と思い込んだ場所があると、発情し産卵し続けてしまい、最悪の事態を招くことになってしまいます。
人間の出産も命懸けですが、鳥の出産はもっと大変です。
メスの身体にとって大きなストレスを与えることになりますので、先手を打っておくことが大切です。
まとめ
オカメインコは放鳥時に新聞紙などの薄暗いところへ潜り込む習性があります。
これは巣作り開始の合図で、このことによってメスの身体の中で出産へ向けた準備が始まります。
単独飼育のメスに出産させるのはよくありませんから、放鳥の前に隙間や巣と間違うようなものがないか確かめましょう。