いつまでも飼い主が餌をあげることがペットにとって幸せなことでしょうか?
野生の個体であれば、ある程度大きくなれば自分で餌を探し食べるようになります。
そんな経験をペットといっても、疑似的にでもさせる必要があるのではないでしょうか?
オカメインコの挿し餌を卒業する期間は?一人餌を始める時期は?
挿し餌から一人餌へとスムーズに切り替えることは、そうそう簡単なことではありません。
そこで今回は、オカメインコの挿し餌にまつわる話について紹介していきたいと思います。
そもそも挿し餌が必要な期間はどれくらい?
野生の個体であれば、生後6週間くらいで巣立ちをしますが、生後2ヶ月間までは親鳥から餌をもらうことがあるようです。
ペットとして飼育していく際もこれに合わせ、できるだけ2ヶ月~2.5ヶ月の間に自分で餌を食べられるようにしていくことが大切です。
一人餌に移行する理由は、素嚢(餌を貯めておく袋)の中に、水分を多く含む挿し餌を食べるとカビが生えるおそれがあるからです。
ただし、オカメインコはなかなか一人餌へと移行するのが難しいタイプですので、長期間かかると考えておきましょう。
中には、構ってほしくて一人餌をわざと食べない個体もいるそうです。
一人餌への切り替え時期に気を付けることは?
挿し餌を与える前後に、体重を測っておくと食べ具合を判断することができます。
朝と夜の2回与えるようにし、ケージ内に殻付きの餌をばら撒きます。
少しずつヒナが興味を持ち、反応を示すようになったら、切り替えの第一歩と捉えていいでしょう。
そして、挿し餌を食べる前に体重が増加していれば撒き餌を食べたと判断し、量を減らすようにします。
逆に、体重が減っていれば食べていないと判断し、量を増やすようにします。
これを繰り返し行いながら、挿し餌を1回から0回の一人餌へと切り替えていきます。
個体差がありますので、短期間で切り替わる個体もいれば、長期間を要するものもいます。
まとめ
理想的なのは挿し餌を2ヶ月~2.5ヶ月で卒業し、一人餌へと移行していくことです。
オカメインコは飼い主に甘えることも多いため、なかなかこの通りにいかないことが多いです。
時間がかかるからといって心配せずに、気長に対処していきましょう。