オカメインコは本来群れで生活している生き物なので、病気や体の不調を隠す鳥と言われています。
しかし、糞は健康のバロメーターと言われるほど体の調子が顕著に表れます。
ということで今回は、オカメインコの糞の色についてまとめました。
正常な糞
オカメインコには膀胱がありません。
なので、糞と尿が同じところから排泄されるため、少し水っぽいのが正常です。
糞の色は食べているもので左右されます。
シード類を主に食べている場合は濃い緑色、ペレットを主に食べている場合はちゃ色系の色、そして糞の中に混じっている白いものは尿です。
糞の色
●黒い糞
消化器官から出血があり、時間が経っていることを表しています。
とくに胃からの出血が考えられ、メアバクテリア症やカンジダ、胃がんなどの原因がある可能性が高いのですぐに鳥専門病院へ連れていってあげるようにしましょう。
鮮血が混じっている場合は下部の消化器官からの出血が考えられますので、こちらもすぐに獣医さんに診てもらってください。
●緑色の糞
絶食糞といって、あまり食事をとれていない時に出ることが多いです。
食欲不振にかかわる病気にかかっている可能性があります。
●鮮やかな黄緑色で柔らかい糞
ジアルジア症にかかっている可能性があります。
食欲や体重の減少がみられることもあります。
●白い糞
でんぷん質を消化できていないことが考えられます。
通常、アミラーゼという消化酵素でデンプンの消化をしているのですが、十分に出ていない可能性があります。
糞の形
オカメインコの糞は尿が混じっていて水っぽいので、下痢便と間違われることが多いです。
しかし、水っぽい中に糞の形が残っているのであれば心配することはないです。
糞の形が崩れてドロドロになっていたり、穀粒がすりつぶされずにそのままの形で排泄された場合は異常が考えられますので病院に行きましょう。
まとめ
今回はオカメインコの糞の色や形についてまとめました。
病気を隠す傾向があるオカメインコは、飼い主さんが糞や様子を見て察してあげることが大切です。
糞の色1つで病気の早期発見が出来ることもあるので、毎日の健康チェックを怠らないようにしましょう。