鳥類は哺乳類とは異なった吐き方をするので、飼い主さんをビックリさせてしまうことも多いのではないでしょうか?
備えあれば患いなしと言うことで、オカメインコと吐き気について今回は調べていきたいと思います。
オカメインコが吐く原因を探ってみよう!ストレスから?他に原因が!
一般的に吐き気と言えば、病気を想像してしまいますが、それ以外の理由で吐くこともあるようです。
それでは、いったいどんな特徴や原因があるのかを紹介していきます。
オカメインコの吐く方法は、イヌやネコと異なるの?
イヌやネコは嘔吐する前に、よだれを垂れ流すなどの目立った特徴が見られます。
しかし、オカメインコを含む鳥類は、前触れもなく嘔吐運動をして食物を排出します。
鳥類は、横隔膜がないため、消化管が逆に動いて、素嚢の急激な収縮および腹部筋肉によってもたらされます。
インコ類では、口を開け、首を斜め上にあげるような運動をした後、食物を口の中へ排出します。
吐いた量が少なければ、そのまま飲み込んでしまうこともあります。
しかし、多くの場合は頭を水平に振ることによって、辺りへ吐物を撒き散らしてしまいます。
吐物の中には粘液を伴うものがあるため、頭部の羽に付着物がついたり、羽が逆立ったりします。
元気にしているのに吐く原因は?病的な原因は?
オカメインコが元気にしているのに吐いてしまうことがあります。
それは求愛行動の1つと言われており、病的なものと違い何か対象物に向けて吐出します。
これは、オスにもメスにも見られる行動です。
病的な原因からくる吐き気は枚挙に暇がないほどありますが、代表的なものをいくつか紹介します。
まず、常在菌の一種として知られているカンジタ症です。
挿し餌を長い間にわたって行うことで感染することが多いと言われています。
次に、寄生虫の一種であるトリコモナスが原因となっている場合で、吐き気の他に、口腔内の炎症が大きな特徴です。
最後に、AGYとも呼ばれている、メガバクテリア症です。
鳥類の胃で暮らす酵母によって引き起こされるもので、嘔吐の他、全粒糞(穀物が固形のままの状態の糞)などの症状が見られます。
まとめ
オカメインコは、哺乳類とは異なり何の前触れもなく突然、吐き出します。
吐く理由については、大きく求愛行動と病的な理由の2つに分けることができます。
病的なものについては吐き気以外の症状も知っておくと、いざというときに役立つと思います。